設立趣旨

要旨
 我々は、ノーマライゼーションを基本理念とし、障害を持つ人々や高齢者が住み慣れた地域でよりよいリハビリテーションを受けられるよう、群馬県域のリハビリテーション関連諸医療・福祉施設、保健・教育機関、各種関連職、障害者や高齢者を包括するネットワークを構築し、情報交換や研修・啓発活動を通じて、県民の医療・福祉に貢献したいと考え、公益活動を行う民間任意団体として群馬リハビリテーションネットワーク(群馬リハネット)を設立します。

経緯
 群馬県内では昭和60年4月に群馬大学医療短大で理学療法士・作業療法士の養成が始まり、徐々にこれらの療法士が増加して県内のリハビリテーション環境が整いつつあります。しかし、群馬大学医学部にリハビリテーション科が正式に設置されていないこともあり、リハビリテーション医学教育は他県に比べると遅れを取ってきました。殊に、リハビリテーション医の県内団体はなく、研修や協力に支障をきたしています。そこで、平成12年に、群馬大学医学部保健学科教官の山口と酒井は、県内の日本リハビリテーション医学会臨床認定医や専門医を中心としたリハビリテーション医の集まりを持とうと企画しました。そして、リハビリテーション医学会認定臨床医の資格維持に必要な単位を取得できる研修会を行うため、日本リハビリテーション医学会や県医師会とも交渉を始めました。今年度になり、医学部保健学科スタッフに加えて、群馬県立身体障害者リハビリテーションセンター(県リハセンター)の茂木所長以下のスタッフと共同で構想を練りなおし、リハ医だけでなく、県内のリハ関連職・施設・機関などが広く交流しあえる組織作りを目指すことになり、県内リハ関係21団体が参加して平成13年12月15日(土)に群馬リハネットを設立しました。また、上田敏日本障害者リハビリテーション協会副会長を講師に招いて、同時に設立記念研修会を行いました。
この動きがきっかけになり、平成14年度には群馬県の地域リハビリテーション資源調査が群馬リハネットの委託事業として実施されました。平成15年度には群馬県地域リハビリテーション協議会が設置され、「群馬県地域リハビリテーション推進指針」の原案作りが群馬リハネットに委託されました。そして、平成16年度には、群馬リハネットが群馬県地域リハビリテーション支援センターに指定され、また県内で地域リハビリテーション広域支援センター(広支)が7圏域8か所指定されました。これに伴い、群馬リハネットの事務局が県リハセンター(石井優事務局長)から群馬大学医学部保健学科(浅川康吉事務局長)に移りました。平成17年度には、広支がさらに2圏域2か所追加指定になりました。
このような、群馬県での地域リハビリテーション支援体制作りに、群馬リハネットは中核的な役割を果たしてきました。